舞姫message一覧

舞姫message(33) 「新社会人の君に乾杯」伊集院静氏からのmessage

  「新社会人の君に乾杯」伊集院静氏からのmessage
舞姫message(5)(17)に紹介致しましたが、今年は4月3日、日経新聞に「新社会人の君に乾杯」が掲載されました。
感動する言葉、疲れを癒す言葉、明日への意欲を起こす言葉、
齢はとっても、いつまでもこの感動を持ち続けたいと思い紹介させて頂きます。

<新しい情熱を待っている>

新社会人おめでとう
今日、君はどんな職場で社会人のスタートを迎えただろうか。
どんな仕事であれ、そこが君の出発点だ。
仕事とは何だろうか?
私は、理想と、情熱で、獲得するものだと思う。
でも今の君に、理想である仕事はすぐには見えないだろう。
汗を流し、逆風を進み、働き抜いて、ようやく見えるものだ。
しかし、情熱は、今日の君の中にもあるはずだ。
人を、モノゴトを、社会を動かす原動力こそが、情熱だ。

<ひとつアドバイスをしよう>

十人の人間に、十色の、十のかたちの情熱があるんだ。
その情熱は鍛え、磨き、時に叱咤すれば、情熱は育ち成長するものなんだ。

そしてやがて君だけの情熱のかたちができてくる。
それが個性だ。個性は君が生きている証しなんだ。
実は、先輩たちは、君たちの新しい情熱を待っているんだ。
最初はガムシャラでもイイ。暴走に見えてもかまわない。
あきらめずにぶつかれば、いつか大きな壁を打ち砕く。
新しいかたちの、新しい温度の情熱で、未来を作るんだ。
失敗をおそれるな。辛苦に立ちむかえ。困難なものにむかう姿
勢にこそ真理はある。己だけのために生きるな。それが仕事の
品性であり、君の品格になる。
苦しいかって? そりゃラクなものは仕事にはないさ。
でも疲れたら、夕空を見上げて一杯やればいい。
新しい個性に乾杯。                              

伊集院静

舞姫message(32) <諏訪街道・春の呑みあるき・今年も盛況>

<諏訪街道・春の呑みあるき・今年も盛況>
 3月25日、天候にも恵まれ、事故もなく無事「春の吞みあるき」が開催・終了しました。
今年も、大混雑で長い行列、長い待ち時間で、「舞姫は素通り」したというお客様が多くおられました(翌26日、ギャラリー舞姫に来られたお客様の多くは、「舞姫が飲めなかった」「有料試飲の金賞酒が飲めなかった」というお客様でした)
毎回、何とかしようと改善はしているのですが、本当に申し訳ありませんでした。
また、「地梨の酒」「金賞受賞酒」が無くなってしまい、楽しみにしておられた皆様には、重ねてお詫び申し上げます。
会場で「地梨の酒は、完全に終売です」と、お話ししましたが、貯蔵タンクの中に僅かですが、残っているとの報告を受けました。
4月から発売致しますが、10年以上貯蔵した「地梨の酒」、これが最後になります。
「秋の呑み歩き」には若干確保しておき、「最後の試飲」を楽しんで頂きます。

<上諏訪温泉・油屋旅館様で「舞姫の夕べ」開催>
 油屋旅館様は今年で105周年を迎えます。
その祝いの会、感謝の会として諏訪5蔵(舞姫・麗人・本金・横笛・真澄)が協賛し、「油屋旅館の会席料理と諏訪5蔵のお酒を楽しむ夕べ」が開催されます。
第一回は、2月に「麗人の夕べ」が開催されましたが、第二回は舞姫です。
5月20日(土)会費は5,000円
宿泊付は10,000~14,000円(新館・本館で変わります)
「この料金では安すぎませんか」と木谷総支配人にお聞きましたら、「105年を迎えられたのはお客様のお陰です。感謝の気持ちで損得ではありません」とおっしゃられます。
であれば、舞姫も全力で応援しなければなりません。
 「御柱祭」が終わり、諏訪は「宴の後」のような状態が続いています。
3月25日に行われた「呑みあるき」の活気を続けたいと思いますので、諏訪に来られたことのない方、特に、日本酒が大好きなご夫婦、大歓迎です。(きっと諏訪のファンになってもらえるでしょう。)
30名限定ですが、油屋旅館木谷総支配人にお電話をしてみてください。若干の定員増は何とかしますとのこと。取って置きの「翠露純米大吟醸28年金賞受賞酒」や、「西洋美術館世界遺産登録記念ラベル(純米大吟醸)」も味わって頂けます。
また舞姫杜氏磯崎のお話しもお楽しみに。
お問い合わせ
信州諏訪湖 上諏訪温泉 油屋旅館
TEL:0266-52-2222   ホームページ:http://www.aburaya-ryokan.co.jp/

<舞姫が参加する4月のイベント>
① 4月13日(木)~19日(火) 東急百貨店 本店様にて試飲販売会
              (15日16日は蔵から応援が入ります)
              問い合わせ:(株)舞姫 0266-52-0078
② 4月17日(月)長野酒メッセ in 大阪、 舞姫は初参加です
      於:新大阪阪急ホテル 問い合わせ:長野酒造組合026-227-3133
③ 18日(火)ワイングラスで美味しい日本酒アワード
      表彰式及び試飲会  於:六本木アカデミーヒルズ
④ 19日(水)八王子の伝統文化(芸者)と日本酒(舞姫)を楽しむ会
      於:八王子サザンタワー  問い合わせ;㈱クレア 042-643-1110
⑤ 20日(木)日本の酒メッセ(酒販店・飲食店・流通業界向け)
    於:御茶ノ水・山の上ホテル 問い合わせ:㈱流通情報企画 048-816-5573
⑥ 22日(土)やまたまや様(JR八王子駅改札口前)髙尾の天狗 試飲販売会
      問い合わせ:はちぷろ事務局(河内屋):042-642-1542

<文責 塚本>

舞姫messsage(31) <昨年の清酒輸出額 過去最高に>

<昨年の清酒輸出額 過去最高に>
 2016年の日本酒輸出額は、155億円と7年連続で過去最高を更新しました。和食ブームによる日本食レストランの出展とともに、日本酒に対する認知が広がっていることが大きいようです。
 輸出先は、1位アメリカ(40億円)、2位香港(18億円)、3位韓国(14億円)この3国で半分近くになり、4位台湾、5位中国、6位シンガポールとアジア諸国が並び、次いでカナダやイギリスが続きます。10年間で輸出量は3倍になりました。とはいえ、ワインの輸入と比較すると、金額で1位はフランス(425億円)量ではチリが1位となり5053万リットル、総輸入量は日本酒の10倍以上ですので、日本酒の世界市場へのチャンスはまだまだ、ありそうです。

<ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロ監督・清宮克幸氏の講演会に参加しました>
 ラグビーに興味の無い方には、高校野球で知られる清宮選手のお父さんというほうが、解りがいいかもしれません。かくいう私も、それほどのラグビーの知識もなく講演会に行ったのですが、凄い人でした。
 演題は「ピンチの後にチャンスあり」です。最初の監督は、早稲田大学で8位からのスタート、次のサントリーは7位から、今のヤマハは11位から、いかにしてチームを再建し、優勝させたかを90分間、熱く、裏話も交え語られました。
・・ラグビーは「必然のスポーツ」で仕事に通じる。今まで「品質」「プライド」「スタイル」をスローガンとして、ピンチをチャンスに変えてきた。多くのピンチを乗り越えるため、全員がこのスローガンを理解した。そして今の「ヤマハ品質」「ヤマハプライド」「ヤマハスタイル」がある・・・とのこと。
「舞姫品質」「舞姫プライド」「舞姫スタイル」を完遂するにはどうすればいいのかと、考え考え帰路につきました。

<「にいがた酒の陣」今年も盛大に開催>
 3月11日(土)日本で最大のイベントと言われる「にいがた酒の陣」に行ってきました。
毎年のことですが、もの凄い人、まるで満員電車のような会場の賑わいです。11日の新幹線は、全て満員、ホテルも満員、新潟市に泊まれず、新津や三条で泊まった人も多かったとのこと。初日11日の来場者は7万5千人、毎回最高を更新しています。参加蔵は85蔵(500銘柄)その場でお酒を販売していますが、どの蔵も「酒の陣」の限定酒や、大吟醸が飛ぶように売れていました。
 今年の特徴は「旨口系」「甘口系」が多いこと。新潟といえば「淡麗辛口」が主流でしたが、極甘の酒に行列したり、新潟にも新しい風が吹き始めたようです。
 さて上諏訪街道五蔵「春の吞みあるき」まで2週間をきりましたが、既に前売り券は完売となりました。
当日券が800枚ありますので詳しくは「呑みあるきホームページ」まで。
舞姫は、米にこだわり、雄町、山田錦、美山錦のご提供です。ご期待ください。

                                       <文責:塚本>

舞姫message(30) <昨年の清酒出荷数量は?長野県頑張る>

<昨年の清酒出荷数量は?長野県頑張る!>
 日本酒造組合中央会から昨年の清酒出荷数量が発表されました。
前半は好調に推移していたものの秋から急降下し、前年比2.5%減の53万6,634KL(297万4,689石)となりました。業界以外の方には、何ともわかりにくい数字ですが、最高時の3分の1以下。実質21年間マイナスが続きます。ただ純米酒、吟醸酒は大きく伸びており、全体の2割を超えました。これは若い世代や女性の方が、日本酒に関心をもち、「酔う酒」から「楽しむ酒」に変わって来たことが大きな要因だと思われます。県別の出荷数量上位を見ますと1位・兵庫、2位・京都、3位・新潟、4位・秋田、5位・埼玉となり、我が長野県は9位でした。上位10県の中で前年を超えたのは長野県だけ、このことは、大変嬉しいことですが、「真田丸の効果!」と言われないようにしなければなりません。
長野県の各蔵元は、今年も頑張ります。
 舞姫蔵は、10月下旬から始まった酒造りも近々「甑倒し」を迎えます。
【甑倒し(こしきたおし):酒造りの主原料の米を蒸す桶のことを甑(こしき)と呼びますが、甑を使わなくなった、仕込みを終了したということ
 「もっともっと旨い酒を・長野県産に拘って!」そんな想いで、究極の純米吟醸酒を目指して醸したお酒が「翠露 純米吟醸・オール長野55」です。
原料米は、麻績村(おみ村)、安曇野の「はぜかけ米」(天日乾燥米)美山錦を全量使用、55%まで精米しました。酵母は、アルプス酵母、仕込み水は、霧ヶ峰高原の清冽な伏流水です。
本日上槽、一度火入れで3月9日から限定出荷致します

<お待たせしました。3月25日・上諏訪街道「春の呑み歩き」開催です>
 2月28日現在チケットは後630枚を残すだけとなりました。(2500枚限定)
これまでに、前回の反省も踏まえ、何度も会議を行い、いかに安全に、いかに喜んで頂けるかを検討して参りました。その中でいつも問題になるのは、「近隣の方に多大な迷惑をかけている」ということです。庭の中に入る。玄関先に座り込む、等々。また横断歩道のないところでの道路横断、信号無視は絶対やめましょう。万が一交通事故があると困りますので、ガードマンの増員、配置にも気を配っています。
「日本酒は百薬の長」とは言え飲み過ぎは、逆効果。くれぐれもご注意を。
天気にも恵まれ、思い出に残る一日になってほしいと願っています。
 舞姫では、今回初めて有料試飲(28年全国新酒鑑評会金賞受賞酒)を行います。兵庫県産山田錦を39%まで精米し、旨さ、甘さ、果実香、やさしさを感じる至高の純米大吟醸酒。
数量限定ですのでなくなった場合はゴメンナサイ、ご容赦願います。

*舞姫が参加する3月のイベント
① 3月17日(金)八王子サザンラウンジにて、「髙尾の天狗」新酒お披露目会
② 3月18日(土)京王高尾山口 マルシェにて、「髙尾の天狗」広告&販売
③ 3月25日(土)上諏訪街道 「春の吞み歩き」
注:①、②はHachi-Project&TOKYO(はちぷろ)」主催

<文責:塚本>

舞姫message(29)  <銀座NAGANO様にて長野の新酒を楽しむ会開催>

<銀座NAGANO様にて長野の新酒を楽しむ会開催>
 1月15日(日)銀座5丁目の銀座NAGANO(長野物産館)様にて、「長野の新酒を楽しむ会」が開催されました。参加出店蔵は、佐久から「亀の海」、木曽から「中乗さん」、大町の「白馬錦」、飯山の「北光正宗」、そして諏訪は「舞姫」の5蔵でした。
その他40蔵以上から新酒が届けられており、総数60種以上の長野清酒が揃いました。
当初は、午後13時からの40名と聞いておりましたが、ホームページにイベントがアップされたと同時に、キャンセル待ちの状態となり、急遽午前の部もやることになったとのこと。
午前・午後合わせて82名のお客様が来場されましたが、開場は超満員で「日本酒は元気」を感じる試飲会でした。
 昨年度の都道府県別清酒出荷状況は、全国合計ではマイナスが続いておりますが、47都道府県中14都県が前年を超えています。その中の1県に長野が入っているということは、大変うれしいことです。
 日本酒の減少は、清酒市場(特に辛口清酒)を牽引した団塊の世代が、現役を引退したことも影響しているかと思いますが、「純米酒」・「吟醸酒」は好調で「若い人達」・「女性」が「旨口系」、「甘口系」の酒や、拘った米、特徴のある味わいの酒に興味を持たれています。「長野の新酒を楽しむ会」も女性が半数以上で、初めて「酒の会」に来ましたという方も多く、いよいよ「長野の清酒時代到来」となればいいのですが・・・・

<純米吟醸・髙尾の天狗仕込み見学会開催>(ブログで写真もアップ中)
 1月23日(月)、八王子街おこしプロジェクト「Hachi-Project&TOKYO(はちぷろ)」主催の「純米吟醸・髙尾の天狗仕込み見学会」が開催されました。
田植えや稲刈りでも、お会いした方達ですので、楽しみにお待ちしておりました。
とはいえ、総勢80名以上の方が、蔵見学に来られるということは、舞姫蔵にとっても初めてのこと。(色々な意見を頂戴し、とても嬉しく、楽しく、勉強になる一日でした。)
利き酒は、新酒から、燗酒、リキュールまで、10種類以上の舞姫のお酒をみて頂きました。その中でも、お燗のお酒が好評、特に「芳醇静からくち」が大人気でした。
「ギャラリー舞姫の試飲にも燗酒を用意しなければならないかな」と思案中です。

【2月に舞姫が参加するイベント】
  2月10日(金)松本 新酒を楽しむ会
   於:ホテルブエナビスタ松本 会費5,000円(満員になり、受付は終了しました)
  *予告:諏訪5蔵 上諏訪街道「春の呑み歩き」は3月25日(土)開催です。
      受付はイープラスで1月25日より開始しました。

<文責:塚本>

舞姫message(28) <今年は酉年、どんな年になるのでしょうか?>

<今年は酉年、どんな年になるのでしょうか?>
 新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
 酉年は、5つにわけられるそうですが、その中で今年は丁酉(ひのととり、ていゆう)と云うそうです。酉は鳥ですが、もともとは「酒つぼ」を意味し、「収穫した作物から、酒を作る」また「収穫できる状態である」という意味から「実る」 という意味もあるとのこと。
 丁酉の丁の字は、釘から来ており、「安定する」 という意味がある、とのことですので、今年は、安定し、実る年になるのでしょうか。
しかしながら、どうもそう簡単にいかないようで、九星気学では、今年は”一白水星” が支配する年になりますが、その暗示するところでは、苦労と困難、思考が暗くなりがち、改良・変化の年、そして「産みの苦しみ」の年とされます。
あまり、このようなことを気にする必要はないかもしれませんが「、イギリスがEU離脱」「トランプ大統領が誕生」と、世界も大きく変化しそうなことは否定できません。
「転ばぬ先の杖」として、いろいろと予測し、変化に対応し、「産みの苦しみ」を乗り越えることが「実り」「安定」することになりそうです。そして羽ばたく為の「準備の年、希望と年」にしたいものです。
なお、酉年生まれの有名人として、福山雅治さん、渋谷すばるさん、安達祐実さん、柴崎コウさんなど、洗練され落ち着いた雰囲気をまとう方達が居られます。

 舞姫蔵は、昨年全国新酒鑑評会で金賞受賞することができ、友好都市である台東区の「西洋美術館世界遺産登録記念ラベル」の制作をさせていただくことができました。
本年も、更なる努力と真摯な酒造りを行い、「お客様満足の酒造り」に取り組もうと蔵人一同決意を新たにしております。
 本年も変わらぬご支援を頂きご愛飲賜ります様、お願い申し上げますとともに、皆々様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

【文責・塚本】

舞姫が参加する1月のイベント
1月15日 銀座ナガノ 長野のしぼりたて試飲会
1月23日「髙尾の天狗仕込み見学会」八王子から60名の皆様が来蔵
1月26日~31日 新宿・京王百貨店 和洋酒売場にて試飲会(26日~29日は蔵からお手伝いに伺います)

以上

舞姫message(27) 【舞姫蔵・今年の製麹(せいきく)は箱麹です】

【舞姫蔵・今年の製麹(せいきく)は箱麹です】
 諏訪に、氷点下の朝が訪れました。
この寒さ、この自然の冷気が酒造りには欠かせません。
地酒蔵の良さは何か。それは「酒造米の一粒一粒までに心を込める。それが味わい、旨みに繋がり、お客様に満足をお届けすることができる」こと。そんな思いで仕込んだ信州舞姫が、11月20日上槽を迎えました。
 1本目の上槽は、今年から本醸造規格になる「芳醇静からくち」です。
華やかな香りを抑え気味に、お燗も美味しい本醸造・静が誕生します。
また杜氏「磯崎邦弘」と20年以上の経験を積む蔵人「五味一彦」と「篠原佐斗次」は、大先輩杜氏「雨宮武治」の指導を受け、今期の特定名称酒の「製麹(せいきく)」は、全て「箱麹」を使用し、更に「手造りの良さ」を追求することと致しました。
 そして12月15日には「美山錦・純米吟醸酒」が、20日には「雄町・純米大吟醸酒」「美山錦はぜかけ米仕込み純米吟醸」が「しぼりたて新酒・無濾過原酒」として出荷されます。
中でも「美山錦はぜかけ米仕込み」は、長野県麻績(おみ)村の「おみもグループ」が「はぜかけ米の文化を残したい」という心意気で収穫した天日乾燥の美山錦です。蔵としても「新しい味わい」を追求しようと初めて「55%精米」で仕込みました。果実系の香りと芳醇な旨み、爽やかな喉越のお酒が誕生します。
 27酒造年度の全国新酒鑑評会では「金賞」を受賞することができましたが、新舞姫になって3年目、28酒造年度も時代の求める酒造りに挑戦します。。
その「純米大吟醸酒仕込み」は、12月下旬から始まります。正月を返上し、蔵人が精魂込めた純米大吟醸にご期待ください。

 本年も「信州舞姫・翠露」をご愛飲頂き有難うございました。
また舞姫ホームページを閲覧頂き感謝申し上げます。
来年も「舞姫message」「新着情報」「女性蔵人まいこのブログ(蔵人日誌)」「Facebook」を通して多くの情報発信をして参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
来る2017年が、皆様にとりまして、最良の年でありますことを祈念申し上げ、本年最後のmessageとさせていただきます。

(文責:塚本)

上槽(じょうそう)=醪(もろみ)を搾り、酒と酒粕に分ける作業
製麹(せいきく)=麹(こうじ)をつくること。
麹菌の種子(種麹)を散布した蒸米などの麹原料を、温度・湿度を調整して麹菌を繁殖させ、望ましい性質を持った麹をつくること。

舞姫message(26) 【国立西洋美術館・世界文化遺産登録記念フェスティバルin台東開催】

【国立西洋美術館・世界文化遺産登録記念フェスティバルin台東開催】
 10月29日(土)30日(日)上野恩賜公園竹の台広場において国立西洋美術館・世界文化遺産登録記念フェスティバルin台東が開催されました。
 ル・コルビジュエの建築作品は、フランス10遺産、スイス2遺産の他スイス、ベルギー、ドイツ、アルゼンチン、インド、そして日本に1遺産あります。台東区役所世界遺産推進室が中心となり、その6ヶ国の大使館が後援し、フェスティバルの開催になりました。
29日(土)心配された天候でしたが、朝には雨もあがり、10時、オープニングセレモニーがスタート、服部台東区長、太田区議会議長、石山推進協議会会長が挨拶され、2007年9月から10年に渡る推進活動の苦労話が披露されました。
 その後ステージでは、出雲蓉氏の地唄舞、「浅草たいこばん」による和太鼓、上野中学校吹奏楽部による合奏、忍岡小学校の合唱が行われ大きな拍手が送られていました。
 30日(日)は、11月下旬の気温でしたが、6ヶ国によるシャンソン、ヨーデル、サックス演奏、アルゼンチンタンゴ、インドダンス等々が披露され、寒さを吹き飛ばすステージに拍手喝采でした。
 フードコートは、日本代表で「浅草天ぷら杜月」の他、6ヶ国の代表的なグルメが用意され、展示コーナーは、世界遺産登録までの経緯が紹介されました。
 物販コーナーは、西洋美術館の記念商品として、郵便切手、クッキー、雷おこし、そして舞姫の「西洋美術館記念ラベル」が販売されました。
 十数年ぶりの上野公園でしたので懐かしく、楽しみにして行きましたが、美術館、博物館、動物園のお客様の他、ハロウィンで仮装した人達で終日まさにお祭り騒ぎ、フェスティバルの来場者数は3万人以上とのことでした。
 多くの方に舞姫ブースで試飲をして頂き「旨いね」と言って頂きました。これを励みに更に「正直な酒・旨い酒」造りに励んで参ります。
 世界遺産推進室の皆様には、「記念酒発売」や「フェスティバル参加」で、大変お世話になり、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
*11月の舞姫が参加するイベント
①11月3日(木・祭日)・南信州酒メッセ(飯田市)
 信州各地から19蔵が参加、100種のお酒が楽しめるイベント。舞姫は、初参加です。
②11月3日(木・祭日)・「城下町 酒の宴」2016(松本市)
 27店舗の飲食店と信州各地から30蔵が参加する呑み歩きイベント。舞姫は、JR松本駅から2分、昭和横丁内にある焼肉「かとちゃん」にてお待ちしています。
 特別提供酒は「28年新酒鑑評会金賞受賞酒・翠露純米大吟醸山田39」です。
③11月9日(水)~11月21日(月)くらもと古本市vol.7
 信州舞姫では 「手から、うまれる」をテーマに手仕事の本とワークショップを中心に開催されます。山小屋のような雰囲気もある舞姫会場 では、気軽に参加できるワークショップを連日開催致します。※予約制のものもあります。詳細等はくらもと古本市ホームページよりご覧ください。

<文責・塚本>

舞姫message(25) 【舞姫・純米大吟醸・国立西洋美術館・世界文化遺産登録記念ラベルのお知らせ】

【舞姫・純米大吟醸・国立西洋美術館・世界文化遺産登録記念ラベルのお知らせ】
 7月、台東区上野にある「国立西洋美術館」が世界文化遺産に登録されましたが、舞姫が、「国立西洋美術館・世界文化遺産登録記念ラベル」の制作の委託を受けました。
数度の打ち合わせを行い、西洋美術館を金箔であしらったイラストで表示、使用するお酒は「純米大吟醸原酒 美山錦」と致しました。
 この記念酒は、昨日17日に開催された祝賀会のお土産になりましたが、10月29日30日と開催される記念イベントで、200本限定で販売致します。
29日30日のイベントは、ル・コルビュジエが建築した他6か国(フランス、スイス、ドイツ、ベルギー、インド、アルゼンチン)の大使館の協力により、ステージイベントと、フードコートでは、各国のグルメが提供(有料)されます。
場所は、上野恩賜公園竹の台(噴水前)広場で入場は無料、二日間で5万人の来場者が見込まれるとのことです。
「国立西洋美術館」の世界遺産選定理由は「設計者であるル・コルビユジエの近代建築運動への顕著な貢献」というものです。
この「国立西洋美術館」は、ル・コルビュジエが日本に残した唯一の建築作品であり、ル・コルビュジエが提唱した近代建築の五原則を具体的に表現していること、「無限発展美術館」の思想を体現していること、日本における近代建築運動に大きく貢献したこと、が評価されました。
<なぜ、諏訪にある舞姫が制作委託を受けたのか>
 台東区には、6市の友好都市があります。東京都村山市、豊後大野市、会津美里市、南会津町、日光市、そして諏訪市です。諏訪市とは、四半世紀にわたる「霧ケ峰学園」の運営、そして新たな少年自然の家「霧ケ峰学園」建設を通じて育んできた友情の絆を一層深いものとし、両都市相互の発展が図られています。その関係から「諏訪市の蔵元のお酒」を、ということになりました。日本酒業界としては大変ありがたいことです。
友好都市という関係から「国立西洋美術館・祝記念ラベル」については、10月18日から諏訪市内の酒類販売店にて400本限定で販売させて頂きます。10月29日、30日に開催されるイベントで使用する200本含め、販売分合計600本についてはシリアルナンバー入りとし、ラッキーナンバーを決め、当選者には舞姫しぼりたてをプレゼント致します。(詳しくはブログをご覧ください)

【国立西洋美術館は、当時株式会社川崎造船所の社長であった故・松方幸次郎氏がヨーロッパ各地で集めた絵画、彫刻(松方コレクション)を展示するために、1959年(昭和34年)に設立された美術館です】

<文責・塚本>

舞姫message(24) <10月1日「秋の呑みあるき」開催>

<10月1日「秋の呑みあるき」開催>
 諏訪5蔵の最大のイベント「秋の呑みあるき」が、本日13時スタートです。(17時終了)
トピックスについては、ブログでも紹介を致しますが、年々若い人の参加が目立ち、前回、遠くは、北海道からも帰省を兼ねてこられた方も居られました。
チケットは、26日で完売、後は当日券800枚のみです。
毎年、問題が発生していることも事実で、「道路に座り込む」「信号のないところを渡る」「呑みすぎて、路上でもどしてしまう」等々頭の痛いところです。
幸いなことに、交通事故はありませんが、くれぐれも体調に合わせ、ゆっくりと、休み休み、楽しんでもらえればと思います。

<10月2日(日)八王子で「髙尾の天狗用酒造米」の稲刈りイベント開催>
 八王子限定発売の「純米吟醸 髙尾の天狗」は、今年で3回目の仕込みを行います。
 八王子の米でお酒を造ろうと「Hachi-Project(はちぷろ)」が結成され、春には田植えイベントを行い約120名の方の参加を頂きました。当初、稲刈りは、9月24日、26日と二回に分けて行う計画でしたが、あいにくの台風や雨で中止となり、10月2日に延期致しました。150名の方に参加予定頂いています。
稲刈りが終わった後には、交流会が行われますが、何とか秋晴れになってほしいものです。
前日は「呑みあるき」ですので、終わり次第八王子へ、美味しいお酒を運びます。
*舞姫message23でmessage24は、10月5日にアップしますと記載しましたが、1日にアップ致しました。 なお、10月5日掲載予定の原稿は10月11日にアップ致します。

<舞姫が参加する10月のイベント>
 10月1日(土)諏訪5蔵呑みあるき
 10月2日(日)八王子で髙尾の天狗用酒造米の稲刈りイベント
 9月29日(木)~10月4日(火)東急百貨店 渋谷本店様にて試飲会
 10月8日(土)9日(日)10日(月)
   八王子フードフェスティバルが開催。髙尾の天狗は8日に出展致します。
 10月13日(木)長野の酒メッセ :ホテルメトロポリタン長野
  ◆開 催 時 間       : 午後2時~午後7時30分(受付終了:午後6時30分)
  ◆入場可能時間:◎午後2時~ 【酒販店様・料飲店様】
          ◎午後3時~ 【酒販店様・料飲店様・一般来場者様】
  ◆入 場 料     : おひとり様2,000円(税込)当日受付にて申し受けます
 10月20日(木)諏訪 手長神社内の松尾様の御柱祭(松尾様:お酒の神様)
       諏訪9 蔵で賑々しく行われます。

以上
<文責・塚本>