舞姫message一覧

舞姫message(3) <酒類業界情報>

平成26年度の清酒出荷数量は全国計で前年比-2.3%となりました。
酒類業界紙の算出では9年連続のマイナスとのことですが、吟醸酒は2年連続で+11%となり全体に占める構成比は25年の8.8%から一気に10.1%に上昇。また純米酒も+3.1%と好調で構成比は10.1%から10.6%に上昇、合わせると20.7%が純米・吟醸になりました。
反面、普通酒は-4.1%、本醸造酒は-.9%と苦戦が続いています。
健康志向の高まりもあり「いいものを少し」という傾向は更に続きそうです。

当蔵では2月6日信濃毎日新聞、長野日報に掲載されましたように「信州舞姫扇ラベル」を発売致します。
舞姫のイメージから「扇子」と「着物」をラベルに採用し、女性や若い人、初めて日本酒を飲む人に、ワイングラスで香りを楽しみ、食事をもっと美味しく、今年御開帳の善光寺の観光に来られた外国の方のお土産に、そんな想いが込められたお酒です。
酒造好適米だけで仕込んだ「吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米山田錦」の3タイプがお目見えします。(吟醸酒は長野県産の美山錦を使用しています)
2月10日~12日東京ビッグサイトで開催された「スーパーマーケットトレードショー」で日本酒類販売様のコーナーで当蔵も出展、「扇ラベル」3種を試飲して頂きました。多くの量販店様、飲食店様、酒販関係者の方が見えられましたが、ラベル、品質、価格ともに高い評価を頂くことができました。
毎日朝には氷点下になる上諏訪で、小さな蔵が手造りで仕込んだ「扇ラベル」がいよいよ3月5日出荷の日を迎えます。
3月28日は諏訪5蔵の大イベント「春の飲み歩き」が開催されます。多くの方がご来蔵され、試飲して頂くことを楽しみにしています。
そして一人でも多くの方が「日本酒ファン」に「舞姫ファン」になってもらえるよう、これからも蔵人一同、切磋琢磨して参ります。

以上

舞姫message(2) <酒蔵トピックス>

<酒蔵トピックス>
新潟・佐渡の逸見酒造(へんみしゅぞう)が人気になっています。
今迄 佐渡といえば北雪、真野鶴、天領盃等が有名でしたが突然の人気銘柄誕生です。数年前から一部の酒販店で取り扱われてはいましたが、小さな地酒蔵で「知る人ぞ知る蔵元」でした。
銘柄銘は「真陵・至(いたる)」。僅か500石くらいの蔵元ですが元旦のTV番組「嵐にしやがれ」でV6リーダーの坂本君が「至」は美味しいと言ったことで、ネットで注文が殺到、買えない状況になってしまいました。
そして1月27日新潟日報の記事で「逸見酒造が第四銀行の支援でインターネットのサイトを利用し一般消費者から資金調達をする」という記事が載りました。酒米費として1口5万円で650万円調達するとのことですが、僅か5日で出資金額は集まったと報じています。
金融機関とインターネットを活用しブランドが創られる、真陵の新しい挑戦は要注目です。

*1月21日松本酒造組合が主催する「第8回しぼりたて新酒を楽しむ会」が開催されました。松本からは15蔵、諏訪からは弊社舞姫、横笛、真澄の3蔵が参加しました。会場はホテル・ブエナビスタ松本、会費5,000円ですが100名予定のところ170名の参加となり会場が狭い位にテーブルが並びました。女性が約4割、若い人も多く舞姫コーナーにも試飲されるお客様が多く見えられ、あっという間の2時間でした。日本酒復権の兆しを感じます。
「翠露は松本のどこで買えるのか」という質問が多くあったことは収穫です。

*2月10日~12日国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される「スーパーマーケット・トレードシヨー」の「日本酒類販売様」コーナーに弊社が参加・展示することになりました。
「ちょっとお洒落な女性」に、「お酒が初めてという方」に料理をもっと美味しくする「信州舞姫・扇ラベル」を開発致しました。
来場された皆様にご試飲を賜りますが新しい舞姫が始動します。

以上

舞姫message(1) 【正月料理の一番人気は「雑煮」と「日本酒」】

【正月料理の一番人気は「雑煮」と「日本酒」】
全国農業協同組合中央会(JA全中)がインターネットで実施した「正月に食べる料理とお酒の調査」で、料理では7割の人が「雑煮」と答えました。
正月に飲みたいアルコール飲料では、日本酒が44.9%でトップ、ビールが29%、シャンパン、スパークリングワインが9.8%、ワイン6%、焼酎4.4%という結果でした。
日本酒復権のきざしでしょうか。
調査対象は20代から60代、嬉しい数字ではありますが、これからも健康志向の高まり、少子高齢化が更に進む中で「美味しいものを少し」という消費傾向は続くことになります。この44.9%という数字が1年中続くためにも、酒蔵は「消費者視点の美味しいお酒」を醸す責任があります。
「初心 忘るべからず」真面目な酒造りを行って参ります。

1月11日は「鏡開き」です。正月(歳神)やに供えた鏡餅を下げて食べる、日本年中行事であり、神仏に感謝し、またその供えられたものを頂いて無病息災などを祈って、汁粉雑煮などで食すとされます。歳の神へのお供えが松の内(1月7日)で終わり、その後11日が鏡開きとされました(もともとは20日)。「鏡は円満」を「開きは末広がり」を意味していますが、鏡餅には歳神様の霊力が宿っており、それを食べることにより「新しい生命を頂ける」とも言われています。
正月気分もここまで、これからは、「気持ちを切り替え仕事に取り組むぞ」という区切りの日なのかもしれません。

祝宴などで行われる菰樽の「鏡開き」は上蓋が鏡と言われたことからが由来とのこと。新年の鏡開きと意味合いは同じく、祝酒でこれからの「無病息災」や「開運多幸」を祈ります。
(鏡割りの「割り」は忌語ですので「開き」「抜き」が良いようです)
今年も多くの「鏡開き」が行われることを祈念したいと思います。

message1_01

以上