舞姫message(22) <8月25日・信州舞姫・翠露から、秋上がり出荷開始>
<8月25日・信州舞姫・翠露から、秋上がり出荷開始>
「日本酒は、解りにくい」ということを聞くことがあります。
「秋あがり」と「ひやおろし」もそのひとつでしょうか。
この二つは、どう違うのでしょう?
普通、日本酒は、タンクや瓶で貯蔵に入る前に「火入れ」(約65度に酒を熱し殺菌すること)をし、出荷する前に再度火入れを行います。
・「ひやおろし」は、出荷時には、「火入れ」をしないで、秋に出荷する日本酒をいいます。
所謂「生詰め」といいますが、外気温、室温によっては、火落ち菌が発生する危険性もありますので、「要冷蔵商品」として扱われます。
・「秋あがり」の火入れは、2回でも、出荷時だけの1回でも、特に決められてはいませんが、夏を越え、酒に旨みが増し「秋の気候に相応しい味わいのもの」を出荷します。(「要冷蔵商品」ではありません)
最近は、2度火入れでも「ひやおろし」として出荷している蔵も見受けられますが、味わいは、どちらも熟成した旨みが感じられますので、ここ数年「秋の酒」は、人気上昇中です。「旨み」の増した酒が「秋あがり」「ひやおろし」と言っていいでしょう。
舞姫の「秋あがり」は、生の原酒で約8か月間貯蔵します。火入れは、出荷時に1回のみとし、急冷後、ラベルを貼り蔵出しを行います。的確な温度管理を行うことにより、酒造米の「芳醇な旨み」と「喉ごしの良さ」を感じる秋の酒になります。
本年は、舞姫ブランドから3種類、翠露ブランドから3種類を発売、秋の夜長を楽しんで頂ける味わいをお届け致します。二夏越えもお勧めです。
<諏訪に再び「御柱祭」=手長神社>
諏訪では、諏訪大社の御柱が終了した後、大社の末社(小宮)では、地域の氏子や子供たちを中心に「小宮御柱」が行われています。(170以上の小宮があります)その中でも、最も盛大に行われ、観光客の方が多くみえるのが諏訪・手長神社の「小宮御柱祭」です。手長神社は、諏訪の蔵を見守るように小高い丘にあり、そこを登る「御柱」は壮大と云われます。
「山出し」は9月18日、「里曳き」は9月24日~26日です。是非もう一度「御柱祭」の興奮をお楽しみください。また手長神社の境内にはお酒の神様「諏訪松尾大社」も祭られています。諏訪9蔵の蔵人達による「松尾様の御柱祭」も10月20日厳かに行われます。日本酒党の方は是非ご参加を。お問合せは、宮坂までお願い致します。
手長神社:創建の由諸は不明であるが、境内の近くには旧石器時代・古墳時代の複合遺跡である手長丘遺跡が、境内上方には茶臼山古墳群があり、周辺には古代から人が住んでいた。古くは「手長宮」・「手長大明神」と称され、諏訪大社の末社であった。元は桑原郷の総鎮守で、足摩乳命とともに祀られていた。のちに鎌倉時代に桑原郷が上桑原と下桑原に分けられたとき、下桑原に手摩乳命を祀る手長神社が作られ、上桑原の足長神社とともにそれぞれの鎮守となったとされる。(ウイキペデアより)
手長神社の「小宮御柱祭」(2010年10月)
舞姫が参加する9月のイベント
①9月9日(金)麻績村で契約栽培米美山錦の稲刈りイベント実施
②9月14日(水)ひやおろしを楽しむ会(松本 ホテルブエナビスタ)
③9月24日(土)、26日(月)
八王子市高月地区にて純米吟醸「高尾の天狗」用
酒造米稲刈りイベント(参加者募集中です)
④9月29日(木)八王子ロータリークラブにて日本酒についてのセミナー実施
⑤9月29日(木)~10月4日(火)
東急百貨店 渋谷本店様にて試飲会
(10月1日2日は蔵から参加します)
以上
<文責・塚本>