新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

2022年を振り返りますと、「諸外国での抗争長期化」「商品値上げ」「過度な円安」等々憂鬱になるニュースが多い中、年末には、「サッカーW杯での日本の活躍」また「フィギュアスケートで3個の金メダル獲得」等、明るい話題もありました。

今年こそは、平穏な生活に戻ってほしいものですが、「先の見えない情勢」「新型コロナウィルスの変異株や感染拡大への対応」と、本年は「アフターコロナを見据えながら経済の回復に取り組む」という難題の多い一年になりそうです。

日本酒業界は、コロナに加え急速な物価高と、特に業務用需要が回復せず、売上減少が続いております。その中にあって諏訪地域の蔵が、昨年初めて「諏訪五蔵・酒蔵めぐりPremium Day」のイベントや、諏訪九蔵が共同で「諏訪の夕べ」を開催し、ティステイングブック「諏訪の酒と、」を発刊するなど新しい試みにチャレンジした年でした。

舞姫蔵は、かねてより進めておりました品質向上と合理化のための醸造・瓶詰、貯蔵設備に対する投資は、ほぼ終了致しました。今後は、それらの設備を十分に活用することにより更なる安全対策・酒質管理、環境対策を強化し、本年も「HACCP(ハサップ食品衛生管理)」、「SDGS(持続可能な開発目標)」に取りくんで参ります。

本年の干支は、葵卯(みずのと・う) 卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから家内安全な意味を示します。その跳ぶ姿から「飛躍」「向上」する歳、また地を這うような姿から「新しいことに挑戦するに最適な歳」とも言われます。    「二兎を追う者は一兎をも得ず」ではなく「二兎を追わずんば二兎を得ず」の心積りで「挑戦・進化」に取り組んで参る所存です。

2023年の酒造りは、4月末まで続きますが、蔵人一同研鑽を摘み「お客様が満足してくださる酒造り」のために、一層真摯な取り組みを行って参ります。

末筆ながら皆々様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年ご挨拶とさせて頂きます。

2023年1月元旦

株式会社 舞姫
代表取締役 西仲鎌司
社員一同